依田会長
 
京都府介護老人施設協会 第5期(令和2年度)会長就任にあたって
 
 令和2年5月、全国、全世界に新型コロナウイルスの蔓延が第一次のピークを迎えている最中に、京都府介護老人施設協会の会長に就任いたしました。新たな理事にも加わっていただき第5期のスタートを切りましたが、理事会を始め殆どの分科会がオンラインでの会議になっているのが現状です。
 高齢者施設におけるクラスターの発生はご利用者、職員、さらにはそれぞれのご家族にも多大な影響を及ぼしております。
 そのような状況の中、京都府、京都市、京都府老人福祉施設協議会、京都市老人福祉施設協議会と当協会の5団体で、施設でクラスターが発生した際に職員を相互に派遣する「介護施設等職員相互応援派遣システム」の協定を結ぶことができたことは大きな前進です。
 本来なら就任にあたり希望に満ちた今後のビジョン等を提示しなければならないところですが、二次感染が拡大しつつあるヨーロッパを始め世界の現状を鑑みますと、とてもそのような状況ではなく、コロナ禍の一日も早い終息を願って、就任の挨拶に代えたいと思います。よろしくお願いいたします。

一般社団法人 京都府介護老人保健施設協会
会長 依田 建吾